【第10話】 |
毎回、姫のフェイス&バディ変化についてばかり書いているので、
たまにはじいのことも書いてみようと思う。
姫がウトコで「美への強化プログラム」に取り組む中、
実は私、イタリアに旅していたのでございます。
ええ、ただの旅のじいでございますとも。(三ツ衛門か?)
で、題して「じいのフィレンツェ?ヴェネチア紀行」。
フィレンツェは街並みすべてが美しかった。
今でも街のここそこで、中世の姫君たちの囁きが聞こえてくるかのような
錯覚に囚われる…のは「気分はどっぷり塩野七生」の私ばかりで、
友人たちはお買い物ツアーの話で持ちきり。
やはり、イタリアはフルラがお安く買えるとのことで、
何でも日本の半値近くになるらしい。
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じいは、というとヨーロッパに行くたびに、
なぜかインテリアショップでカーテンのタッセルを
「やたらに」購入してしまう癖がある。
日本にはなかなかないタイプのきれいなタッセルを買って、
キーホルダーにしたり、ドアノブに下げてみたり、
時には、バックの飾りにしたりもする。
個人的にはこれを「フサフサ」と呼び、
今回も「きゃぁ!」と呟きたくなるほど可愛いやつを、
4個、購入してきた。
今はじいのサロンの鍵にくくりつけられ、キーホルダーになっている。
かのメディチ家の人々が愛でたとされる手工芸の有名店に飛び込み、
フサフサを漁ること漁ること…。
胸、ときめく幸せなひと時でありました。
青山に出店もあるサンタマリアノヴェッラにも行ったが、
品数が多すぎて、なんとなく購入意欲がそがれ、ここは見るのみ。
オペラを観たり、ドゥオーモに行ったり、ポンテヴェッキオを渡ったり、
ウフィッツィ美術館を見学したり。限りなく正しいフィレンツェ観光をしつつ、
やはり、どうしてもじいが思いを馳せたのは、同じ石畳を歩いたであろう
14-5世紀の人々のこと。
まぁ、これは、どう考えても、塩野七生の読みすぎかな。
そこから陸路を行き、次はヴィネツィア。
「水の都」の名前のとおり、瑪瑙のような色をしたアドリア海を、
海上タクシーで渡り宿のあるリド島に入る。
水路から直接、船が横付けしたホテルは、
季節によってはハリウッドスターも泊まるという五つ星。
ヴェネツィア国際映画祭の折には、北野武監督も泊まったそうな。
かつては、貴族のリゾート地であったリド島は、海以外、何も無い。
ただ、ただ、海が美しいだけ、
でも、それだけで十二分に幸せな気持ちにさせてくれる。
「老後はリド島」にすみたいなぁ、と真面目に思ったほどである、
冬がたまらなく寒いらしいけど。
ここ、ヴェネツィアでは、ムラノ島に、かのヴェネツィアグラスを見に行く。
ガラスショップでアンティークの鏡を覗き、
またもや「昔の姫君」気分に浸りまくるじい。
実際、その鏡は古い時代の貴族のお屋敷に飾られていたものらしいけど。
で、結局、じいが購入したのはヴェネツィアグラスで作られた、
ちっちゃなキャンディー型の「箸置き」だけ。
次に来る時は、姫様鏡、買えるといいな。
時は流れ…帰国後、ある美術展に行くと、
偶然、14世紀のヴェネツィア本島の港を描いた風景画が2点あった。
びっくり。
私が観てきたヴェネツィアの風景と何ら変わりは無かった。
違っていたのは、街行く人々の服装が中世のものであるかどうかだけ。
歴史の重みをそのまま残すヴェネツィアに、胸キュンの後日談でありました。
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カーテンのタッセルをキーホルダーにするって発想は素敵ですね♪
ありがとうございます。確か、パッサマネリアというお店のものだったと思います。ウイーンで昔買ったフサフサは、ゴミ箱の飾りになってます。我が家のゴミ箱が、いきなり高級感でました。