【第29話】

そういえば昨年末、姫やお城の皆様と共に「瞑想大会」に参加した。

姫が、遠く北海道の洞爺湖付近から瞑想の先生をお呼びして、城の
本丸にて行われた師走一番の行事であった。

この瞑想マスター、小澤先生という御方で、元は静岡に住んでおられたのを、
わざわざ「瞑想するのに打ってつけの環境」とのことで洞爺湖の近くに
転居なされたらしい。

「すげぇ…。そんな理由でそんな所に引っ越すなんて、先生、もしかして
寒いのが大好きですか?」と興味本位かつ、不躾な質問をしてしまったじいに
「いえ、寒いのは嫌いです」と穏やかに答えられる先生。

そんなら、なんでそんなお寒い所へ好き好んで…と続けるじいは
皆さんにたしなめられ、大人しく瞑想にはいる。

心の中で「迷走する瞑想、なんちゃって」などと、おちゃらけてみるも、
もちろん誰からも相手にされずに悲しく目を閉じた。

瞑想は自分の中の「何か」を緩め、「何か」を癒すために高い意識レベルに至る
作業のようである。

あるがままの物事を受け入れ、同化する。

そうすることによって、外界での出来事に一喜一憂することなく、常に
自分自身の中は静かでいられるとのこと。

じいにとっては、まさに仙人の世界である。

…そう言えば、小澤先生、何だかほんとに霞でも食って生きていそうだが…

ただただ、瞑想、ただ瞑想…のはずなのに、
そんなこんなで妄想ばかりが膨らみ、心の中は千路に乱れ、落ち着きのない
状態のじい。

だが、そのうちに日ごろの疲れが出たのか、じいはスヤスヤと眠り込んで
しまった。

あぁ、遠くで汽笛の音…じゃないや、誰かのイビキも聞こえてくる。

皆、眠っているのだな。

そのうちに、時が経つのは早いもので、もうお昼時。
(早いの当然ですね、寝ていたのですから)

姫がたんと用意して下さった「数々の種類の野菜の皆さん」を蒸して
何とも美味しそうな「蒸し野菜サラダ」をランチに頂く。

おろし生姜とオリーブオイルと天然塩を併せた「特製ダレ」で、超豪華な
蒸し野菜バイキングである。
(ホクホクのお野菜を、このタレで食べると本当に美味しいよ)

先生を囲んで、しばしの間、ランチタイムを楽しむ。



IMGP0731.JPG



先生によると、例えば、虫歯の痛みなんかでも「痛みと自分を同化させる」と
苦しく感じなくなるらしい。

すげぇ…。(この日は「すげぇ」という単語を連発し、若者気分になったじいでした)

瞑想への謎は深まるばかりで、頭が「???」の連続になり、混迷を極めた
ところで、午後から再び、瞑想タイム。

物事を受け入れ、相手の感情を受け入れ…といった先生のお話を伺いながら
じいは、またも眠りの中へ。

何だか、日本に居ながらにして、気分はヒマラヤ、チベットな感じになってきた。

生きていく上で私たちは「いろんな人」や「いろんな出来事」に心を乱され
振り回されることがある。

瞑想により、物事の見方が変わると、そのようなことに煩わされない自分に
なるということか。

じいも昔、そのような淡々とした生き方に憧れた。

逆境を嘆かず、成功に奢らず、何をも恐れず、人を羨まず…

つまり、良きにつけ悪しきにつけ、どんな状況下にあってもいつも穏やかで
落ち着き、前を向いて生きている。

そんな大人になりたいと願った。

だからといって、それは「感情を無くしたようになって生きる」ということではない。

むしろ、誰よりも他人の気持ちがわかる「感情豊かな」人でありたいと思った。

時は流れ、私も40を越える年齢になった。

理想像であった「冷静な頭と、熱い情熱いっぱいの心」を持つ大人には程遠いが
これからも、長い人生の中、たくさんの人と出会いながら、かくあるべく修行を積んで
生きていきたい。

修行?

修行って、じいにとっては「生きること、出会うこと」がそれに値します。

あなたにとっての修行、つまり、自分の磨き方は一体何ですか?

これを発見するために、たまには皆で瞑想も、また楽し。

コメント ( 3 )実践期Ⅱ | 2007年01月05日
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性善説、性悪説は別として、仏教的にはこの世で生きることが修行の身、自分の心の中にある仏に戻ること、その心を認識する方法が瞑想だとか…悟っていないのでよくはわかりませんが?でも108個の煩悩があるので特に生きていること事態が3大欲なのだそうで、昨年の12月にたまたまそのような講演をお聞きした時に自分の欲を認めて、それをコントロールすることが肝心だということでした。おじじ殿が申された自分の何を磨くかを早く認識したいものでござる。

恣聞|2007年01月06日

恣聞さん
コメントありがとうございます。
アーユルも瞑想も美容も、つまるところ「楽しく幸せに生きる」ための手段ですよね!皆様の「かけがえのない人生」のお役に立てるようなブログを書けるよう、じいも精進して参りますので、よろしくお願い致します。

じい|2007年01月06日

自分の磨き方。私も自分を磨いてくれているのは人との出会いかなって思います。ダイヤモンドはダイヤモンドで磨かれるように、人は人で磨かれるような気がします。何のために磨くのか、どのようにして磨いていくのか、考えるきっかけをくださったおじいさま、ありがとうございました。

P.S.アーユルの本買っちゃいました☆

なお|2007年01月06日