【第39話】 |
心を育てるもののひとつに「童話」の存在がある。
みなさんも子供の頃に読んだ思い出の童話がおありだと思う。
女の子なら、白雪姫やシンデレラ、眠り姫、美女と野獣などの、いわゆる
「お姫様もの」に夢中になる。
この時点で童話により「姫な心」が育まれ、
また「女子って、どんな環境にも負けない美しい心を持っていると、
最後は必ず幸せになれるもんだわ」という希望が育ったりすると思う。
その反対に、シンデレラを苛めたお姉さん、白雪姫を抹殺しようとした王妃など、
たとえ「外観はきれいで経済的に社会的に恵まれたといたとしても、
心が醜い女は運命からの逆襲を受ける」というコワイ価値観が、幼心に刷り込まれる。
じいもその一人である。
一人っ子だったじいは子供の頃、「童話漬け」の生活で「本さえ与えておけば泣き止んでいた」そうだ。
童話の世界はある意味、水戸黄門ばりの勧善懲悪の世界である。
美しい心と邪まな心とのせめぎ合いで、最後には何がどうしたって美しい心の持ち主が勝利し、
幸せになる。
今、現実の世界で生きていると童話はまさに「物語のようなハッピーエンド」の連続だ。
「これからの人生、何があったとしても美しい価値観で生きるんだよ。
そうすればきっと最後は幸せになれるんだから。」
子供の心にそんな魔法をかけるのが、童話の力だと思う。
じいは今でも童話が好きだ。
いつか、美容道の現場で培った経験をもとに「美しくなる近道はどこにあるのか」という
「美容童話」を書くつもりである。
この、室伏順子姫のビューティ革命日記も「現代の童話」なのかもしれない。
美しく変身するために、姫とじいが、皆様に助けられながら長い「美への道」に船出した物語
であるからだ。
どの童話にも登場する「良い魔法使い」はアーユルドクターの蓮村先生かな。
先生の力を借りて、姫君を長い間苦しめていた「猛獣カパ」を退治するくだりは、
皆様もよくご存知のことと思う。
きっと、誰の人生にも「童話」は存在するんだな。
話は変わりますが、じいは毎月、仕事で広島に行く。
広島には、じいの大好きな「アンデルセン」がある。
だから、毎月の出張が楽しみだ。
アンデルセンはアンデルセンでも、こちらはベーカリーのアンデルセン。
青山にも出店があるが、実は広島が本社ということをご存知ない方が以外に多い。
じいの仕事仲間、あけみねーさんのサロンから徒歩2分のところにアンデルセン本店はある。
暇さえあれば、じいは「ねーさん、アンデルセンに行ってくる」と訳もなく飛び出していく。
そこは、じいにとって「大人の童話の世界」に等しい魅力を持っている。
焼きたてのパンやお菓子、見た目にも色どりあざやかなデリカテッセン、花市場、雑貨、輸入食材、
スウェーデンの家具、カルチャーセンター…。
2、3時間は「あっという間」に過ぎてしまう、じいにとっての「癒しの空間」だ。
楽しくて美味しくてカラフルで。
ここも、童話の世界そのものだ。
たくさんの人が、お茶を飲みながら、買い物をしながら、花を眺めながら、幸せそうに微笑んでいる。
たくさんの微笑みが満ちているから、アンデルセンは私の幸せの園なんだろう。
子供の頃は、童話で。大人になってからは、その名を冠したベーカリーで。
じいの心は随分とミスターアンデルセンに幸せをもらっている。
皆さんの思い出の童話は何ですか?
追 伸
じいの「心の柔軟剤」になっている童話がある。
ネイティブアメリカンの少年の成長記「リトル・トリー」がそれである。
大人だからこそ、絶対に読んで欲しいお薦めの一冊です。
シンにもプレゼントしたけど、読んでくれたかなぁ。(…怪しい)
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