古きよきもの

冬の京都は底冷えする、といわれますが、ここにきて、寒さが一層厳しくなってきました。
また、師走も半ばを過ぎて慌しさに拍車がかかり、せかせかと忙しそうな空気を感じます。

先週の日曜には、3回目の『京都検定』が実施されました。
受験者は1万人を超え、芸妓さんや観光ガイドはもとより、一般の方も多いようです。京都市内からの受験者だけで半分以上というのですから、やはり京都人の誇り、のようなものを感じます。
合格率がわずか4・5%という最難関の1級の問題には、「東寺について200字以内で書きなさい」などという問題が出されています。神社仏閣、京都のしきたり、歴史、多面的に広く深い知識が要求されるのですね。

さて、その東寺では、 今日21日は『終い弘法』です。
空海入寂の3月21日を期して、毎月21日に東寺境内で行われる縁日があり、参道一帯に骨董品、植木、日用雑貨などの市がたちます。
特に12月21日の市はその年最後の縁日となることから、「終い弘法」と呼ばれ特に多くの人が押し寄せるのです。私も随分昔に何度か行ったきりですが、「これは!」と思えるようなお宝もたまーに売られているみたいです。

京都の料亭や旅館にも、一見なにげなく使われているものの、聞いてみたら魯山人の器だったり、というようなことがあります。

歴史をつむぎ今に至っているものにはなんとも表現しがたい風格と、温かみがあります。
これは一朝一夕には培うことのできないものだな、と思います。

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私たち人間もそうありたいな、と最近思います。
年月と共に、深みや温かみが増して行く。


コメント ( 5 )京都の心 | 2006年12月21日
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コメント

関東の人は京都に憧れている方が多いと聞いています、「下らないもの」と言う言葉があるように昔は京都や上方の伝統や文化が価値のある物だったのでしょうね、今では大阪の企業が東京本店と言う名で関西から移っていますね、でも日本人のDNAに訴える物が京都には沢山のこっているはずですよね、藤井さんの四季折々のお勧めを機会があればお聞きしたいですし、ご案内していただければ幸いです、やっぱり地元の人が案内すると身近に感じることが出来ますからね、よろしくお願いいたします (^_-)---☆

恣聞(しもん)|2006年12月21日

恣聞さん、いつもご覧いただきありがとうございます!そうですね、仰せのとおり関東に行くと、「京都からですか、いいですね」おっしゃっていただくことが多いです。特に首都圏はじめ、東日本でそのコメントを多くいただくようなことがよくあるような。四季折々のお勧めですね!合点承知でございまする。またブログにも書かせていただきますので、読んでやって下さいまし。私も京都のことを書くようになってきて、もっと知りたい、と思うことが出てきました!

mihoyo|2006年12月22日

昨夜、ある番組を取り溜めたビデオの中に京都左京区の庭園が紹介されていました山県有朋が7代目小川治兵衛に作らせた「無鄰庵」、行ってみたいと思いました隣が鄰でしたので一度調べてご報告いたしますが。意味をご存知でしたら教えてください。是非この庭園をツアーの中に組みこんでくださいね

恣聞(しもん)|2006年12月22日

無鄰庵とは山県有明が長州に建てた草庵が隣家のない場所だったことから名付け
られたもので、この京都の別邸にも同じ名称を使用したようです。東京目白の
本邸「椿山荘」、小田原の別邸「古稀庵」とあわせて「山県三名園」と呼ばれる
だけあって確かに見事な名園です。南禅寺の境内に、琵琶湖疎水を通す「水路
閣」の程近くにあります。

座長|2006年12月23日

さすが生き字引の座長、無鄰庵についてご説明いただきましてありがとうございます。ということは過日のディープな京都ツアーで、この名園近くに行ったということなのですね。恣聞さん、まったくもって即答できずに申し訳ありませぬ。私もこれから自分自身が京都を味わいつつ、いろんな案内ができるようにいたしますね。

mihoyo|2006年12月24日