Vol.11:海外からの研修依頼(1)

企業向けの教育の仕事は国内に限ったことではありません。時に、海外での開催を依頼されることもあるのです。

ある日、某外資系企業(仮にA社とします)から、SE向けコミュニケーション研修の依頼がありました。

通常であれば、このようなビジネススキル系研修の実施となると、

・受講対象は誰か
・実施背景は何か
・最終目的(研修後に期待する効果)は何か

・・・・・等々が、曖昧のまま依頼されることが多く、ヒアリングに時間を要することも少なくないのですが、この企業では、社員に対する研修体制が、かなり確立されており、研修担当者とのヒアリングでも、ビジネススキル系研修の実施に手馴れたものを感じました。

研修担当者によると、

”対象となるSEは20名。現在は、社内調整もほとんど必要の無い仕事をしている。しかし今後、この20名の仕事が変わり、社内調整・お客様対応をする必要が生じることから、コミュニケーション研修の実施に至った”

とのことでした。

そして最後に研修担当者から気になる一言が・・・

”20名とも個性が強く、またこのような研修の受講にも慣れきっていることもあり、中々一筋縄ではいかないんですよ・・”

一筋縄ではいかない受講者・・・となると、これまでの実績から、講師として室伏さんがすぐに頭に浮かびました。

早速、室伏さんとMTGです。
先のお客様の状況を説明すると、

「いいじゃない。そのくらい骨がある受講者だったら、いい研修ができそうじゃない!」

と、期待通りの頼もしいお言葉が!

この勢いを買って、その場で研修カリキュラムを整理し、コンテンツを作り、お客様との調整を経て、1ヵ月後にSE向けコミュニケーション研修の実施となりました。

結果、研修担当者から、

”あのメンバで・・こんなに全員が熱中して受講するなんて!よい研修ができました。ありがとうございます”

と嬉しいコメントを頂くことができ、室伏さん共々「講師冥利、教育コンサル冥利につきるね!」と、すがすがしい気持ちで研修会場をあとにしました。

さて、それから半年後・・・突然、A社の海外研修担当者(仮にXさんとします)から、英語で電話がかかってきました。

Xさん : 「日本でやった研修さ、某国で実施できない?」
: 「(おぉおおお、英語だ!)え?どの研修のことです?」
Xさん : 「日本で実施したコミュニケーション研修だよ!総合評価もExcellentだったと聞いているよ」

話を聞けば、A社では各国の研修実施状況をシェアする会議があり、そこで日本の研修担当者が、先日のコミュニケーション研修について発表したらしいのです。それを聞いた海外研修担当者が、某国での研修実施を打診してきた、という訳だったのです。

この場合、一番の懸念事項を確認しなくてはなりません。

: 「実施するとして、言語は?」
Xさん : 「日本語でOK。受講者は某国にいる日本人社員だよ。」

英語であれば、ベースが日本語であるコンテンツの内容を正しく伝えるため、単語・言い回しを精査する時間が必要であり、実施までの時間と稼動も膨大なものとなりますが、日本語であれば、微妙なニュアンスも間違いなく伝わります。

: 「OK。講師と調整してから連絡します」

・・・とは言ったものの・・・室伏さんは、何と言われるやら・・・

私、個人としては、海外での研修実施の経験はないし、一度実施しておくと、今後仕事で役に立つかも・・・!という隠れた気持ちがありました。(決して海外出張したかった訳ではありません(笑))

「へー!海外で!すっごーい。カリキュラム考えるから、少し時間を頂戴ね」

・・・あっさりOKが出てしまいました・・・室伏さん、怖いもの知らずというか、何というか・・・(^^;)

翌日、カリキュラムは出来上がりましたが、同時に室伏さんから以下の依頼がきました。

(1)実施日程の直前が北海道、直後が東北なので、それに伴う飛行機の手配
(2)ボディーガードの手配

・・・ん??ボディーガード??・・・

<つづく>

コメント ( 3 )表の青山 | 2006年11月28日
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コメント

ん?ボディガード???
研修にいくんですよね?(笑)

ジョージ|2006年11月29日

ジョージさん
そう。何故研修に行くのにボディーガード?って思うでしょ・・・(^^;)。実は・・・(続きは次回にて!)

solmic|2006年11月29日

ボディガード、私も気になる…

お人形|2006年12月01日