Vol.17:「ありがとう」が足りません(1)

さて、忘年会シーズンですね。最近、色々な所から忘年会の予定が連続で入ってきています。私も仲間との語らい(もとい飲み)は嫌いではありませんから、ついつい足を運んでしまっています。

先週は、会社の同僚との忘年会(Part1)でした。担当する仕事は全く異なりますが、帰宅方向が同じである同僚3名(仮に同僚A、B、Cとします)と「忘年会しよう!」と突然盛り上がり、前から目をつけていたお店で幸運にも席が取れ、無事乾杯!となりました。

・・・取りとめない話をしているうちに、普段は誰よりも”怒りのしきい値”が高いはずの同僚Aの酒が進み・・・

同僚A :「なあ、最近さ、何か・・やる気が出ないんだよなー・・・」
:「(お、珍しくAが語っている)うんうん。分かる、分かる。私もちょっとテンション下がり気味。」
同僚B :「俺もだよ。何をやっても上司にいちゃもんつけられるしさ。だったら何も提案してやらねーぞ、って気分になるよな。」
同僚A :「それもあるけど、そういうのを超えて、オフィスの雰囲気自体が嫌なんだよ。」
:「(Aよ、本音全開か?)雰囲気ねぇ・・確かにちょっと暗いよなー。」
同僚C :「暗いと思うけどさ、雰囲気は前よりマシだろ?前は要塞のようなパーティションだったし、お互いの顔を確かめるのも一苦労だったけど、その点、今は大丈夫だろ?」
同僚A :「パーティションとか、壁の色とか・・物理的にはいいんだよ。改善されてると思うよ。だけど、何ていうか、オフィスに入るとやる気がそがれるんだよね。”頑張ろう”とか”皆でこの案件に取り組もう”とか・・・思えなくなってきたんだよ。」
:「人は増えんけど、仕事は増える。皆、ストレスMax状態やからね。ストレスのなせる業かもしれんよ。」
同僚A :「ストレスは確かにMax状態だな。だけどさ、過去に、こんなに”あーやる気しねぇ”とか”会社にいるけど、俺って何?”とかって思ったことないんだよ。」
同僚B :「そりゃあ・・・何の見返りも無いからじゃね?」
:「見返り?(金か?バケーションか?・・・いや違うな・・・)」

ここで、4名の会話が止まり、各人が何やら謎解きをするかの如く眉間にしわを寄せ、黙々とビールを飲んでいました。

・・・沈黙を破ったのは同僚C・・・

同僚C :「何が足りないのか、俺分かった。”上司の言葉”だよ。ありがとう、とか、お疲れ、とか・・・」
同僚A :「そ、それだよ!それ!。何をやっても当然のように上司にスルーされるのがたまらなく嫌なんだよ!!」
:「確かに、今の上司の場合、案件を取ったら”やった!今月orderだけは何とかなった!””regards””よろぴく!”(←冗談ではありません・・・)しかないな・・・それも”Mail”。直接会話では・・・無いなぁ・・・」
同僚B :「そういえば、俺、この会社に入って5年経つが”お疲れ様”って”帰りの挨拶”でしか言われたこと無いな・・・あーー!むかついてきた!」
:「えーと・・私が入社する前もそうだったん?」
同僚A :「いや!そんなことはない!」
同僚B :「少なくともねぎらいの言葉はあったぞ。”今回は残念だったが、次回○○しよう!”とかさ」
同僚C :「あったと思うよ。覚えていないけど”次回こそは頑張ろう”と思っていたもんな」
:「好き嫌いはさておき、上司に一番言われたい言葉って何やろな?」
同僚ABC(同時に) :「”ありがとう!”

そう。我々には上司からの「ありがとう」が足りなかったのです。その後、この話を続けるため、二次会に行ったのは言うまでもありません。

・・・そして、ますます口が滑らかになっていく我々・・・

同僚C :「金じゃねーよな。一言欲しいよなー。」
同僚A :「うん。一言でいいんだよね。大体、対面にいるのにMailで”よろぴく!”ってのはどうよ?」
:「は?対面にいてもMailで?」
同僚B :「そういえば、ちょっと前にさ、それについて上司に聞いたんだけど、そういう対応が社内でマニュアルになっているらしいよ」
同僚AC&私(同時に) :「おい、いくら何でも、それは嘘だろーっ!?」

<つづく>

日暮らし | 2006年12月19日
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