Vol.18:「ありがとう」が足りません(2) |
・・・さて、同僚Bの「マニュアル」発言に突っ込みを入れる私達・・・
同僚B :「いやいや。対面に座っているのにMailで会話しろっていう文章が書いてあるって意味じゃないぞ。」
同僚C :「じゃ、何だよ?」
同僚B :「上司になった時に受ける研修があるだろ?そこで、(1)時間の使い方を効率化する、(2)部下から提案があった時には、やる気の度合いを見るために一度は否定的な意見を述べて反応を見る、という2点について、かなり徹底的にやるらしいんだよ。」
私 :「何か・・・嫌な予感がするなぁ・・・。まさかとは思うけど、うちの上司達って、その2点を都合よく解釈してるとか?」
同僚B :「そういうこと。つまり、俺の提案を却下した時も、否定的な意見を述べるも何もなくて、いきなり”No”だし、直談判に言ったら、”時間がもったいないからMailで送っておいてよ。後で読むから。”だし・・・」
同僚C :「で、後から返事もこない、と・・・(笑)」
同僚A :「そこにコスト削減の話が本社からきたから、拍車がかかっているんだろうけどさ・・・。でも、”ありがとう”とかって部下に声をかけるのは、Mailよりも手間はかからないと思うんだけどな・・・」
・・・最後は全員がしんみりとしてしまい、忘年会をお開きとしました・・・
何気に、腑に落ちていなかった私は、翌日、上司(仮にαさんとします)と一緒にタバコを吸っている時に聞いてみました。
私 :「αさん、最近うちの部署のみんなは、業務について色々と提案しているじゃないですか。でも、ほとんど却下になっていませんか?もちろん全部OKとは言いませんが、大抵の内容は、うちの仕事に今後有効なものだと思うんですよね。」
αさん :「うん。最近、部署の雰囲気もよくなってきたし、みんな色々と提案してくれるようになって、いい感じだよね。でも、みんなプロセスに従って提案してくれないんだよね。」
私 :「プロセス?」
αさん :「そう。提案するなら、○○書に提案概要を書いてあの人とあの人にMailが先でしょ?そこで全員の承認が出たら、その後に、××フォルダに入れて・・・(長いので省略)」
私 :「・・・で、でも、緊急性のある提案だってありますよね?」
αさん :「そうなの?(←実はαさん、承認を求めるMailを全て読んでいなかったことが後で判明)」
・・・一瞬芽生えた殺意は押し込めて・・・
私 :「・・・ま、いいです。そうそう、ところで、先程αさんは”部署の雰囲気がよくなってきた”って言っていましたよね。」
αさん :「うん。言ったよ。」
私 :「多分、みんなαさんから「よくやった」とか「ありがとう」とか言われると、もっと頑張ると思うんですよねー」
αさん :「あぁ・・・何かあればMailで書くようにしているよ。」
・・・更に芽生えた殺意も頑張って押し込めて・・・
私 :「直接言われると、更にみんな張り切るのではないかなーなんて思うんですけど?」
αさん :「えー?そんなことしたら、みんながつけあがるじゃん。それに研修でもそんなことは習っていないしね。」
・・・はい、solmicは限界です。会話断絶・・・
「よくやった」「ありがとう」を部下に伝えることは、コストのかからない(笑)「無形の賞与」ですよね。忘年会での仲間の発言を考えると、この「無形の賞与」が、我々の(=部下の)モチベーションに有効であることがよく分かります。
どうして上司はコスト削減を叫びながら、「無形の賞与」を有効に使えないのでしょう・・・?(もちろん部下的には「有形の賞与」も嫌いではありませんが(^^;))
ふと、
「やってみせ、言ってきかせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ」
という山本五十六元帥の言葉を思い出したsolmicでした。
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