あなたの人生を輝かせるコミュニケーションの力
A New way of Improving & Caring for Oneself


                              室 伏 順 子
オプション・メニュー              ソフィア ヒューマン キャピタル(株) 代表取締役社長

 第2章 自分を育てる
  �T.相手の立場にたつということ


  §24.コミュニケーションの流れ

 第1章では、“自分が何者なのか”という問い掛けに対して、ひとつのヒントをご紹介しました。

 第2章では、“人間関係・コミュニケーションの力”に関係するいくつかのヒントを、5つの項目にわけてご案内してまいりましょう。毎日、切れ目なく続く、仕事上、プライベートでの相対する方々とのコミュニケーションを、お互いにととってより実りある、効果的なものにするための具体的な手法を、ご一緒に考えていきたいと思います。

 これらは、通常、コミュニケーション・スキルと呼ばれ、企業内研修でも、専門分野の教育とあいまって、車両の両輪のように大切なものです。そして、これらは、企業内にとどまらず、人とコミュニケーションをとる方すべてに役立ちます。

 “相手の立場にたって〇〇しなさい。”幼い頃は両親や学校の先生から、社会に出てからは上司から、幾度となく聞かされた言葉ですね。全くもってもっともな言葉で、なんの反論の余地もないのですが、皆さんは、具体的に、これをどう表現(体現)していますか?従来の日本の文化の中では、“相手を慮る(おもんばかる)”というような美徳は、言動に表すというより、長いお付き合いの中でそこはかとなく滲みでてくる、察せられるものだったかもしれません。でも、相手が察してくれるまで待っていなくてもいいのではありませんか?これを、こちらから、言動に表したら、どうなるでしょうか?

 ここ10数年、ビジネスの世界では、提案型営業、コンサルティングSE(システム・エンジニア)、双方向マネージメントなどという言葉に代表される仕事の進め方が主流です。これらは、一番シンプルに言えば、営業活動や、システム・エンジニアのお客さまとのコミュニケーション、部下のマネージメントなどを、“相手の立場にたって行う”としたら、具体的に何を言ったりやったりするのか、ということなのです。

 相手の立場にたつ、ということは、相手がどう考え、何を感じているかを知って初めて効果的に実現できます。ですから、提案型営業、コンサルティングSE、双方向マネージメントなどのビジネス・コミュニケーションでは、お客さまや部下の心理、彼らのものの見方や考え方、感情をより的確に把握して、それに対してこちらがどのように対応し、導いていくかを考えます。

 これから第2章でお話しすることは、“ビジネス・コミュニケーション”と、“日常のコミュニケーションのうち、目的があって行われるもの”を念頭においています。

 “ビジネス・コミュニケーション”では、おもに営業担当者と、接客担当者、カスタマ・エンジニア、システム・エンジニア、マネージャーなどの仕事を例にお話しします。これらの仕事を例にとりながら、どんなお仕事にも共通に役立つやり方、技法、スキルをご案内しますので、皆さんは、是非ご自身のお仕事に置き換えて読んでみて下さい。

 “日常のコミュニケーションのうち、目的があって行われるもの”とは、具体的にいえば、あなたが、何かをお伝えしたり、説明したり、お誘いしたりすることで、相手の方に同意していただいたり考え方を変えていただく、意見や助言、判断をしていただく、あるいは協力など行動に出ていただく、といったものです。

 さて、それではこれらのコミュニケーションを、相手の立場にたって行う場合、相手の方の心理を考えると、次のような話の流れに従うと効果的です。

 �@ 話のできる関係を作る
 �A 相手を知る
 �B それに応える
 �C 合意する

 それでは、これから�@から�Cまでのそれぞれについて、それがどういうことか、それを行うとどのような効果があるか、実際にどのような言動でそれを表していくのか、を説明します。


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■ 目 次 ■
プロローグ (2001.12.11)
第1章 自分を知る、自分を探す
�T.人とのかかわりのなかで、自分をみつめなおす
 §1.コミュニケーションのタイプ (2001.12.27)
 §2.ソーシャル・スタイル (2002.01.08)
�U.2つの切り口
 §3.思考表現度とは (2002.01.15)
 §4.思考表現度の高い方の特徴 (2002.01.22)
 §5.思考表現度の低い方の特徴 (2002.01.29)
 §6.感情表現度とは (2002.02.05)
 §7.感情表現度の高い方の特徴 (2002.02.13)
 §8.感情表現度の低い方の特徴 (2002.02.19)
�V.4つのスタイル
 §9.人から見た私 (2002.02.26)
 §10. アナリティカル/思考派 の特徴 (2002.03.04)
 §11.ドライバー/行動派の特徴 (2002.03.12)
 §12.エミアブル/協調派の特徴 (2002.04.04)
 §13.エクスプレッシブ/感覚派の特徴 (2002.04.09)
 §14.自分が知っている私、人から見た私 (2002.04.17)
�W.あなたを活かす
 §15.ソーシャル・スタイルの活かし方 (2002.04.23)
 §16.アナリティカル/思考派の
                あなたの強みと弱み
(2002.05.07)
 §17.ドライバー/行動派の
                あなたの強みと弱み
(2002.05.13)
 §18.エミアブル/協調派の
                あなたの強みと弱み
(2002.05.27)
 §19.エクスプレッシブ/感覚派の
                あなたの強みと弱み
(2002.06.04)
 §20.スタイルの活かし方 (2002.06.14)
 §21.あなたの活かし方 (2002.06.20)
 §22.人との違いを知ることで見えてくるもの (2002.07.05)
 §23.ストレスなく相手と合わせるコツ (2002.07.16)
第2章 自分を育てる
�T.相手の立場にたつということ
 §24.コミュニケーションの流れ (2002.07.24)
 §25.話のできる関係を作る (2002.07.30)
 §26.相手を知る (2002.08.09)
 §27.それに応える (2002.08.27)
 §28.合意する (2002.09.11)
�U.話を聴くということ
 §29.聴くことの威力 (2002.10.07)
 §30.聴く力とは (2002.10.16)
 §31.対人過敏性 (2002.10.29)
 §32.質問のスキル 〜1/10〜 (2002.11.07)
   1.事実と意見 〜2/10〜 (2002.11.13)
   2.直接と間接 〜3/10〜 (2002.11.19)
   3.気にっていることと
            気に入らないこと
〜4/10〜 (2002.11.27)
   4.魔法の杖 〜5/10〜 2002.12.06)
   5.問い返すということ 〜6/10〜 (2002.12.13)
   6.わからない時は? 〜7/10〜 2002.12.19)
   7.相手の答えを
          コントロールすること
〜8/10〜 (2002.12.26)
   8.5W1Hが教えてくれること 〜9/10〜 (2003.01.08)
   9.質問を受けるということ 〜10/10〜 (2003.01.16)
 §33.傾聴のスキル (2003.01.24)
 §34.情報マイニング (2003.01.30)
�V.話すということ
 §35.話す目的 (2003.02.06)
 §36.準備すること
 §37.話の組み立て
   1.序論 〜1/3〜 (2003.02.21)
   2.本論 〜2/3〜 (2003.03.05)
   3.結論 〜3/3〜 (2003.03.14)
 §38.説明のスキル (2003.03.25)
 §39.話し方 (2003.04.01)
 §40.立ち居振舞い (2003.04.11)
�W.納得していただくということ
 §41.創造的問題解決法 (2003.04.18)
 §42.交渉していく場合 (2003.04.25)
 §43.Noという場合 (2003.05.09)
�X.喜んでいただくということ
 §44.自分を活かす (2003.05.16)
 §45.顧客満足 (2003.05.23)
 §46.ホスピタリティー (2003.06.05)
�Y.自分を育てるということ
 §47.自分を育てるということ (2003.06.20)
第3章 新しい出発
�T.セルフ・リーダーシップ
 §48.新しいリーダシップ (2003.08.29)
 §49.セルフ・リーダーシップ・スキル (2003.09.05)
�U.セルフ・コントロール
 §50.思考・感情・言動の関係 (2003.09.12)
 §51.思考の働き (2003.09.19)
 §52.思考を変える、自分を変える (2003.09.26)
�V.今を生きる
 §53.過去・現在・未来 (2003.10.03)
 §54.過去を生きる、今を生きる (2003.10.14)
�W.関係性から離れる
 §55.関係性の幻想 (2004.01.07)
 §56.個を生きる (2004.01.26)
 §57.知恵を取り戻す (2005.03.07)
 §58.知るということ (2005.03.07)
�X.夢を育てる
 §59.必要なだけの努力 (2005.03.07)
 §60.あなたを満たす10のメニュー (2005.03.07)
 §61.あなたを満たすと起ること (2005.03.07)
�Y.自分自身になる
 §62.価値の転換 (2005.03.07)
 §63.自分自身になる (2005.03.07)

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